リアルHUGを行いました。
12月6日、12日の2回にわけて3年生はリアルHUG(ハグ)を行いました。リアルHUGでは、3年生の2クラスが避難所運営リーダーを担い、ボランティアとして参加していただいた地域の方々、1年生や第四小学校の4年生児童に避難者を演じてもらいました。
鎌田中学校の体育館と第四小学校の体育館の2か所を避難所と想定し、避難者役の方々が各体育館に避難してきたという設定で、避難所運営を体験しました。
今までに学習してきたことを活かし、総務班・施設班・保健衛生班・食料物資班の各班に分かれて、生徒らが協力しながら与えらえた役割に取り組みました。
12月6日に実施した1回目のリアルHUGの様子です。この日は、1年生A組C組の生徒や地域の方々にご参加いただき3年生A組とC組が避難所リーダーを担いました。以下は避難所運営の様子です。
活動終了後、本校体育館に集合し、松阪市防災対策課の若林さんらから、次の2点について改善に向けて講評をいただきました。
1点目は、幅広い年齢層の避難者がいる中で、事故等の危険性が想定される場所に「立ち入り禁止」表示ができていなかったこと。
2点目は、避難者を体育館内の区割りに誘導する人がいなかったことで行き場を失っている避難者がいたこと。
12月12日に実施した2回目のリアルHUGの様子です。この日は、第四小学校の4年生児童や1年生B組D組の生徒に参加してもらい3年生B組D組が避難所リーダーを担いました。前回の反省を踏まえて、事前準備の段階から危険個所に「立ち入り禁止」の張り紙を貼り、総務班の生徒を中心に、各班員と連携をとりながら、具体的な避難者を想定した準備を行いました。以下が避難所運営の様子です。
2回目のリアルHUGにも松阪市防災対策課の若林さんに参観いただきました。若林さんからは「1回目の反省を活かした避難所運営ができていた。実際の避難所運営では、幅広い年齢層でそれぞれ異なる背景をもった避難者が一気に避難してくるため、今まで以上に迅速に対応していかなければならない。例えば、動物アレルギーをもつ赤ちゃんをどこの区割りに避難させるのかなど、具体的な場面や避難者の立場を考慮して行動ができるようにならなければいけない。」と更なる実践力向上を期待してアドレスをいただきました。今回のリアルHUGを通して、探究テーマの「地域の防災リーダーになろう」にまた少し近づけたと思います。
参加いただいた第四小学校の4年生や地域の皆様、お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。